やめた後、時間の感覚が少し変わった
ギャンブルをやめてから、
休みの日の過ごし方が少し変わった。
ギャンブルをしていた頃は、
休日になると自然にパチンコ屋へ行っていた。
だから、
行かなくなると時間は空く。
でも、
「暇で仕方ない」
というより、
何をするわけでもない時間が、
少しもどかしい感じだった。
一人の時間を欲しいと思うこともあった。
でも、
一人になったところで、
何かやりたいことがあるわけでもない。
その感覚が不思議だった。
横になって、携帯をいじっていた
家にいる時は、
横になって携帯をいじっていることも多かった。
動画を見たり、
SNSを見たり。
何かを楽しんでいるというより、
ただ時間を過ごしている感じに近かったと思う。
でもその一方で、
「何か有意義なことをしないと」
みたいな感覚が出てくる時もあった。
ダラダラしていたい気持ちもある。
でも、
このままでいいのかな、
みたいな感覚もある。
やめたら急に毎日が充実する、
みたいな感じでは全然なかった。
一人の時間は、ミーティングの中にあった
当時、
自助グループのミーティングへ行く時間が、
結果的に一人の時間にもなっていた。
別に、
「一人になりたいから行く」
という感覚ではなかったと思う。
でも、
家や職場とは少し違う空気の中で、
自分のことをそのまま話せる場所だった。
ギャンブルをしていた頃のことも、
やめてからの落ち着かなさも、
変に隠さなくていい。
今の自分を、
今のままで認めてもらえるような感覚があった。
仲間の話を聞いて、
「あ、自分だけじゃないんだ」
と思えることも多かった。
だから自然と、
ミーティングへ行く時間が、
自分にとって大事な時間になっていたんだと思う。
「やれることはやろう」と思っていた
その頃は、
家事をすることも増えた。
でも、
すごく前向きだったというより、
「やれることはやろう」
そんな感覚だったと思う。
何が正解かは分からない。
でも、
少なくともギャンブルには行っていない。
だから、
今できることをやる。
洗い物をしたり、
子どものことをしたり、
とりあえず動いてみる。
そんな感じだった。
今は、暇そのものが減った気がする
今振り返ると、
以前ほど「暇」という感覚自体が少なくなった気がする。
ギャンブルをしていた頃みたいに、
強く一人の時間を欲しいと思うことも減った。
休日も、
子どもとの時間を大切に過ごせるようになった。
もちろん、
今でも横になって携帯を触っている日はある。
でも、
以前みたいな、
「何かで時間を埋めないと落ち着かない」
感じは少し減った。
たぶん、
時間の使い方が変わったというより、
時間の感じ方そのものが、
少しずつ変わっていったんだと思う。

