【ギャンブルのない生活③】給料日の感覚が変わっていった

ギャンブル依存

ギャンブルをしていた頃の給料日

ギャンブルをしていた頃、
給料日はずっと落ち着かない日だった。

本来なら、
生活のためのお金が入る日なんだと思う。

でも自分の中では、
「使えるお金が入る日」
みたいな感覚の方が強かった。

給料日になると、
まず口座を確認する。

そしてその日のうちにお金を下ろしに行っていた。

当時は、
家に渡す給料も、
本当の額より少なくしていた。

明細は渡していなかった。

なるべくバレないように。
でも、不自然にならない程度に。

そんなことを考えながら、
少なく渡していた。

だから給料日なのに、
安心する感じは全然なかった。

むしろ、
ずっと頭の中が落ち着かなかった。

止まってから最初のボーナス

ギャンブルが止まって、
しばらく経った頃。

最初のボーナスの時だけは、
正直かなりソワソワした。

「これだけあるなら、
 2〜3万くらい使ってもいいんじゃないか」

そんな感覚が、
急に頭に浮かんできた。

実際に行こうとしていたわけじゃない。

でも、
そういう考えが自然に出てきたことが、
自分でも少し怖かった。

「ああ、まだ残ってるんだな」

そんな感じがした。

やめたら全部スッキリ消えるわけじゃないんだ、
とも思った。

仲間と話したら、急に落ち着いた

その時、
自助グループの仲間にLINE通話をした。

今ちょっと危ない感覚があることを、
そのまま話した。

すると不思議なくらい、
すぐ冷静になれた。

一人で考えていると、
「少しくらいなら」
「もう大丈夫なんじゃないか」
みたいに、
都合のいい考え方になっていく。

でも、
口に出して誰かに聞いてもらうと、
急に現実に戻れる感じがあった。

あの時、
一人じゃなかったのは大きかったと思う。

今の給料日

今は、
給料日やボーナスの感覚が少し変わった。

ギャンブルをしていた頃みたいに、
「使えるお金」
として考える感じはかなり減った。

今はむしろ、
家計のためにお金を入れられることに、
嬉しさを感じる。

残業代が多かった月は、
「今月こんなにもらえた」
という嬉しさもある。

そして、
明細もそのまま渡せるようになった。

以前みたいに、
隠したり、
少なく伝えたりしなくていい。

ある時、
妻に給料を渡した時、

「こんなに」

と言われたことがあった。

その言葉を、
今でも覚えている。

たぶん、
こういう感覚も、
急に変わったわけじゃない。

少しずつ、
生活の中で変わっていったんだと思う。

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