最初は、ただ遊びに行っている感覚だった
最初は、
暇な日に遊びに行くくらいだった。
勝った負けたで一喜一憂して、
それを楽しんでいたと思う。
でも気づけば、
パチンコ屋へ行くこと自体が、
生活の中でかなり大きなものになっていた。
なぜか、あの空間だけは落ち着いていた
今思うと不思議だけど、
あれだけうるさくて、
タバコの匂いもする場所なのに、
当時はかなり落ち着いていた。
コーヒーを飲んで、
タバコを吸って、
スロットを回している時間だけは、
嫌なことを考えなくて済んだからだと思う。
借金のことも、
返済のことも、
将来の不安も、
その時間だけは少し薄くなっていた。
現実から離れられる場所だった
当時の自分にとって、
パチンコ屋は遊びに行く場所というより、
現実逃避する場所になっていた。
お金がなくなっても、
負けても、
また行っていたのは、
勝ちたかったからだけじゃなかった気がする。
あの場所にいる間だけ、
現実から少し離れられる感じがあった。
今になって分かったこと
自助グループに繋がってから、
「あの場所で落ち着いていた理由」が、
少し分かった気がしている。
自分は、
誰かの顔色を気にしたり、
周りに合わせたりして、
かなり疲れていたんだと思う。
でもパチンコ屋では、
誰とも深く関わらなくていい。
一人でいても違和感がない。
だから、
あの空間が居場所みたいになっていたのかもしれない。
今振り返って思うこと
もちろん、
あの頃の自分はかなり苦しかった。
でも、
ただ「意思が弱かった」だけではなかったと思っている。
今振り返ると、
現実から逃げたくなるくらい、
しんどかったんだと思う。
だからこそ、
もし今同じように苦しんでいるなら、
一人で抱え込まずに、
誰かと繋がってほしいと思っている。
