自己破産の手続きは、まず“お金の全体像”を整理するところから始まった
弁護士事務所とのやり取りが始まって、
まず必要だったのは、
自分の経済状況を目に見える形にすることだった。
今持っているお金。
そして、
今は見えていないお金。
それらを全部整理していく必要があった。
通帳は、とにかく全部集めた
まず提出を求められたのが、
名義の通帳だった。
普段使っている口座だけじゃない。
ほとんど動いていない口座も、
昔作ったままになっている口座も、
とにかく全部だった。
ネットバンクについては、
取引履歴をダウンロードして提出した。
使っていない口座や、
長い間通帳記入をしていなかった口座については、
銀行へ行って明細を紙でもらう必要もあった。
手続き自体は簡単だった。
でも、
そういう細かい作業がとにかく多くて、
何かと時間がかかっていた。
「見えていないお金」も確認された
確認するのは、
今持っている現金だけじゃなかった。
資産になるようなモノや、自分名義の車や家がないか。
保険の積立による解約返戻金。
そして、
もし今退職した場合に、
どれくらい退職金があるのか。
そういった、
“まだ手元には無いお金”
についても確認が必要だった。
ギャンブル歴も整理する必要があった
さらに、
ギャンブル歴についても提出を求められた。
いつ頃から始まったのか。
どうやって借金が増えていったのか。
つまり、
自己破産に至るまでの経緯を、
できる限り整理して書いていく必要があった。
15年近く遡る必要があったので、
かなり大変だった。
いつ、
どこから、
いくら借りていたのか。
信用情報を開示して、
時系列をなんとか振り返っていた。
正直、めんどくさいと思う自分もいた
正直、
作業をしながら、
「めんどくさい」
と思うこともあった。
でもそのたびに、
「借金を整理しようとしている人間が、
そのために必要な確認作業を面倒くさがってどうするんだ」
と、
自分に言い聞かせていた。
家計簿の提出も必要だった
家計簿については、
2ヶ月分の提出が必要だった。
ただ、
家計の管理は妻がしていた。
だから、
妻にお願いしないといけなかった。
借金問題が発覚した後だったこともあり、
お金の話をすること自体、
かなり気が引けた。
今でもまだ、
妻にお金の話をする時、
少し躊躇する自分がいる。
自己破産の準備は、「過去」と向き合う作業だった
自己破産の準備というと、
書類を集めるだけのイメージがあった。
でも実際は、
それまでのお金の流れや、
借金の経緯を、
一つずつ整理して向き合う作業だった。
ここからさらに、
弁護士事務所とのやり取りは本格的になっていく。
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